3-1.多様な原因、3-2.カケルくんの場合は?
引用:リハビリテーションにつなげる発達障害支援のための脳解剖ポイント整理ノート,(五十嵐 隆監修・橋本圭司・上久保 毅編著),東京,診断と治療社,201
台詞
3-1.多様な原因
Dr.ハシモト「子どもの場合、高次脳機能障害の原因は、頭部外傷…脳血管障害。」
【頭部外傷(図)】
急性硬膜外血腫
急性硬膜下血腫
脳挫傷
隋液?
頭蓋底骨折
陥没骨折
脳挫傷
線状骨折
進行性頭蓋骨骨折
びまん性軸索損傷
外傷性脳内出血
【脳血管障害(図)】
脳室内出血
脳内出血
くも膜下出血
脳梗塞
脳静脈奇形
もやもや病(内頚動脈の狭窄)
Dr.ハシモト「脳腫瘍など多様です…。」
【脳腫瘍(図)】
パパ「一般論はいいです!うちのカケルのことを話してください!うちの子を、カケルを助けてください!」
Dr.ハシモト「お父さん……私たちリハビリ医が心に持っている言葉があります。」
「それは…どんな時にも『希望』を見出そう!ということです。」
パパ「ハシモト先生!」
3-2.カケルくんの場合は?
Dr.ハシモト「もちろん『希望』の少ない時もあります。でも、『できる』ことや、『得意』を見出して、それを『伸ばす』事が、リハビリの醍醐味なんです。」
ママ「先生!じゃあカケルちゃんは…」
Dr.ハシモト「脳には可塑性があります。必ず元に戻ろうとするパワーです。カケルくんの持つこの力を信じたいのです。」
パパ&ママ「ハシモト先生!」
「ああ…先生!」
Dr.ハシモト「ああ…それと…」
くるっ(Dr.ハシモトが振り返る音)
Dr.ハシモト「対応の基本は、生活における適切なリハビリテーションです。それは私・ハシモトが指導します。よろしく!」